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インダクションギアモータオプション技術資料F2/F3タイプ同心中空軸・同心中実軸F/FAタイプ中空軸・中実軸H/H2タイプ直交軸G/G3タイプ平行軸スプロケットPCDφ2805kg/個rV=30m/minM=100kgチェーン10kg選定例コンベア軸必要回転速度=30×1000280×π≒34.1r/minコンベア軸と減速機出力軸の回転速度は同じであるから015≒i=34.160×30選定例軸上取り付けの場合用途…………………コンベア(軽い衝撃負荷)コンベア速度………30m/min運搬物質量…………100kg連結方式……………チェーン稼働時間……………12時間/日起動停止回数………720回/日電源周波数…………60Hz地域摩擦係数……………0.2と仮定する。選定手順例以外の条件は計算に含まないものとする。当社ホームページ計算選定ツールをご利用ください。(https://sentei.nissei-gtr.co.jp/calculation)使用条件・シリーズを入力すると、WEB上で容量計算が可能です。選定の手順①減速比の決定減速比(i)の決定i=出力軸必要回転速度電源周波数×30②トルクの検討実負荷トルク(TL)の算出TL=9.8×(100+2×5+10)×0.2×2802×1000=32.9N・mサービスファクタ(Sf)P.522[表-1]による等価出力トルク(TLE)の算出TLE=TL×Sfサービスファクタ(Sf)により実負荷トルク(TL)を補正する。TLE=32.9×1.25=41.1N・m0.282JL={100×()2}+{×5×()2×2}+{10×()2}0.282120.282実負荷慣性モーメント(JL)の算出運転条件より補正係数3等価慣性モーメントJJℓE)の算出JℓE=Jℓ×(補正係数)P.523[表-3]JℓE=0.0009×3=0.0027kg・m2015JLのモータ軸換算(Jℓ)Jℓ=JL×(i)2Jℓ=2.25×()2=0.0009kg・m2=2.25kg・m2③慣性の検討実負荷慣性の算出モータ軸換算負荷慣性の算出運転条件による補正にて等価慣性の算出④タイプの決定平行軸、直交軸、中空軸の決定軸上取り付けにより、MIDシリーズF3タイプF3Sタイプ(中空軸)に決定する。①~④の選定手順をもとに算出した値を満たす機種を項目別に選定します。01541.1N・mトルクを満たす(TLE≦TAとなる)機種を選ぶとF3S25N50-MM02TNNTNJℓE≦許容慣性モーメントJ(JA)となる機種を選ぶと0.0027kg・m2慣性を満たす機種を選ぶとF3S35N50-MR08TNNTN計算結果項目減速比トルクの検証性能表よりTLE≦出力軸許容トルク(TA)を選ぶ慣性の検証P.523[表-2]より等価慣性≦許容慣性なる機種を選ぶ総合判断トルク・慣性よりすべての条件を満足する機種を選定する。F3S35N50-MR08TNNTNに決定トルクアームはオプション品番TAF3S-35を推奨します。P.1207参照また、お客様でトルクアームを製作される場合、出力軸中心から回り止め部までの距離rは実負荷トルク×100041.1×1000==12.6許容O.H.L.-減速機質量3480-9.8×21r≧となり、12.4mm以上にて設計してください。※トルクアームの計算式はP.1203をご参照ください。521