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インダクションギアモータG/G3タイプ平行軸H/H2タイプ直交軸F/FAタイプ中空軸・中実軸F2/F3タイプ同心中空軸・同心中実軸技術資料オプション60Hzを超える高速運転では、振動・騒音が増加します。また周速が速くなりオイルシールの寿命が短くなることがあります。(2)低速運転時の注意事項低速運転では、モータの冷却効果が低下しますので異常な温度上昇を起こすことがありますのでご注意ください。2.モータのトルク特性(使用限界)モータのトルク特性(使用限界)は、組み合わせるインバータの種類や制御方法により大きく異なります。3.ブレーキ付ギアモータの場合ブレーキの配線はインバータをバイパスさせてください。インバータの一次側から供給)電圧変動によってブレーキの作動不良を起こす可能性があります。配線例を下記に記しますのでご参照ください。三相200V級三相200V級(ターミナルボックス整流器内蔵)三相200V級白黄整流器A200-D90-UL青青赤黒インバータ200V用U1V1W1モータ青(B1・B2)青(B1・B2)ブレーキ三相400V級白黄整流器A400-D180青青赤黒インバータ400V用U1V1W1モータ黄(B1・B2)黄(B1・B2)ブレーキRST電源MCRST電源MC直流切り三相400V級三相400V級(ターミナルボックス整流器内蔵)整流器A200-D90-ULAUV1AW1インバータ200V用MCU1V1W1モータACACRST電源インバータ200V用U1V1W1モータ青(B1・B2)青(B1・B2)ブレーキMC白黄整流器A200-D90-UL青青赤黒整流器A400-180AU1V1ACW1インバータ400V用MCU1V1W1モータACACRST電源インバータ400V用U1V1W1モータ黄(B1・B2)黄(B1・B2)ブレーキMC白黄整流器A400-D180青青赤黒RST電源RST電源交流切り(A)MC:電磁接触器-N-:保護素子(オプション)MIDシリーズ(三相)1.使用可能周波数範囲一般的には、5~120Hzの範囲でご使用ください。クラッチ/ブレーキ付ギアモータは、5~60Hzの範囲でご使用ください。(1)60Hzを超える高速運転の注意事項注1.B1,B2端子またはAC端子はターミナルボックス内にあります。注2.直流切り結線の場合、接点間に保護素子(オプション)を接続してください。保護素子(オプション)はP.587をご参照ください。注3.直流切り結線を採用された場合、誘導負荷(直流コイル)を遮断するためDC110V〈DC220V〉、接点定格DC13級における接点容量の接触器をご使用ください。詳細はお問い合わせください。※接点定格DC13級は、コイル負荷に適用する場合のJISC8201-5-1低圧開閉装置および制御装置)の種別です。※〈〉内は400級ブレーキ付(ブレーキリード線:黄色)の場合です。4.400V級モータをインバータで運転する場合サージ電圧がモータ端子間に発生し、その電圧によってモータの絶縁を劣化させることがあります。サージ電圧を抑制するには、一般的に電圧の立ち上がりを抑制する方法(出力リアクトル)と波高値を抑制する方法(出力フィルタ)があります。(1)出力リアクトル配線長が比較的短ければ、インバータの出力側にACリアクトルを設定し、電圧の立ち上がりを抑制することによって、サージ電圧を低減させることができます。但し、配線長が長くなるとサージ電圧の波高値の抑制は困難になることがあります。(2)出力フィルタインバータの出力側にフィルタを設置し、モータの端子電圧の波高値を抑制します。なお、上記は一般的な見解ですので、詳細はインバータメーカーとご相談ください。590