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オプション技術資料制御部仕様VF3S/VF3Fタイプ同心中空軸・同心中実軸F3Sタイプ/直交軸VHタイプ直交軸VG/APGタイプ平行軸バッテリー電源ギアモータ選定例バッテリー電源ギアモータ(SDシリーズ)用途…………………台車駆動(4輪)最高速度……………2km/hタイヤ外径…………200mm全重量………………300kgO.H.L.の荷重点……フランジ面から150mm(右図参照)稼働時間……………10時間以上/日起動頻度……………70回/日以下車輪の抵抗係数……0.12km/hタイヤ外径200mm全重量300kg150※別売りの専用ドライバを使用した場合の選定例です。当社ホームページ計算選定ツールをご利用ください。https://sentei.nissei-gtr.co.jp/calculation)使用条件・シリーズを入力すると、WEB上で容量計算が可能です。選定の手順タイプの決定(平行軸・直交軸)減速比の決定選定例車軸取り付けにより、直交軸(F3S)に決定する。2km/h=33333mm/min最高速度時の駆動軸回転速度を求めます。33333÷(200×π)=53.1r/minモータ軸定格回転速度は3000r/minであることから3000÷53.1=56.5可変速モータなので計算値より小さ目の速比1/50を選択トルクおよびモータ容量の確認300kg×0.1×(200mm÷2÷1000)×Sf×9.8サービスファクタ(Sf)を1.25とすると上式は36.75N・mとなります。※1/50の減速比で36.75N・m以上の出力軸許容トルクがあるものは0.4kW以上の容量のものになります。(サービスファクターはP.954参照)モータ軸換算負荷慣性モーメントの検討300kg×(200mm÷2÷1000)2×i2×C補正係数(C)に1、iに1/50を代入すると、上式は0.0012kg・m2となります。※(慣性モーメントの補正係数はP.955[表-2]参照)許容慣性モーメント表から0.75kWの許容値は0.00138kg・m2なので許容値内です。(許容慣性モーメント表はP.955表-4]参照)※※(上記計算は簡便のため、車輪や軸などの慣性モーメントを無視しています。)負荷トルクによるO.H.L.は36.75÷(200÷2÷1000)上式は、367.5Nとなります。O.H.L.の検討また、台車の重量の1/4の75kg(735N)が直接軸にかかります。この2つの力は90゜の角度をなしているので、その合成力は822Nとなります。性能表から0.75kW、1/50の直交軸(F3S)の許容O.H.L.は2990Nです。直交軸のフランジ取付けの場合(片側をピローで受けない時)、許容O.H.L.を補正する必要があります。※P.959参照この場合、91+20)÷(91+150)×2990=1377したがって、1377>822となり許容値内です。※ベルトの張力など、他にもO.H.L.に影響する要素がある場合は、お客様にて数値の追加を行ってください。機種選定結果選定機種は、ブレーキなし・電源電圧を48VとするとF3S30N50-SDM080L4ANとなります。953