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IPMギアモータオプション技術資料制御部仕様モータ部・ブレーキ部仕様F3タイプ同心中空軸・同心中実軸F/FAタイプ中空軸・中実軸H2タイプ直交軸G3タイプ平行軸本使用例における機能の説明■保護動作1.非常停止(ブレーク接点)がOFFすると、FX3Uはパルス出力を停止し、C1000に外部異常を出力します。この時モータはフリーラン停止します。原点復帰が完了している場合は、原点復帰完了をリセットします。2.C1000が異常を表示している場合は、異常を取り除いた後、異常リセット指令をONすると、C1000の異常をリセットできます。3.正転限界1LSがOFFすると、正転方向のパルス出力を停止します。このとき、逆転方向に駆動することは可能です。4.逆転限界1LSがOFFすると、逆転方向のパルス出力を停止します。このとき、正転方向に駆動することは可能です。5.正転限界2LS、または逆転限界2LSがOFFすると、C1000パラメータの非常停止時間「C1-09」の時間で減速停止します。このとき、OFFしたリミットスイッチの反対方向に駆動することは可能です。原点復帰が完了している場合は、原点復帰完了をリセットします。■原点復帰(原点サーチ)1.原点復帰指令がOFF→ONすると、原点復帰速度で逆転方向に移動します。2.近点ドグ信号がONすると、クリープ速度まで減速します。3.近点ドグがON→OFF後に、原点信号がONすると、パルス出力を停止します。4.パルス出力停止後C1000にクリア信号を出力し、C1000の位置偏差カウンタをリセットします。5.FX3Uの現在値レジスタをリセットし、原点復帰完了をONします。6.テーブルが近点ドグよりもモータ寄りの位置で原点復帰を行うと、逆転方向に移動し、逆転限界1LSを検出すると正転方向に移動します。正転方向で近点ドグを通過すると、再び逆転方向に切り替わり、原点復帰動作を開始します。■JOG運転1.原点復帰が完了していなくても、JOG運転は可能です。2.FX3Uのデータレジスタ「D0」に、出力パルス周波数を指定します。3.JOG+指令がONしている間、正転方向に「D0」の周波数で移動します。4.JOG-指令がONしている間、逆転方向に「D0」の周波数で移動します。■1速絶対位置決め1.FX3Uのデータレジスタ「D2」に、絶対位置アドレスを指定します。2.FX3Uのデータレジスタ「D4」に、出力パルス周波数を指定します。3.原点復帰完了がONしているときに位置決め指令がOFF→ONすると、D4」の周波数で、D2」の位置に移動します。C1000のパラメータ設定本使用例においては、工場出荷時のパラメータで位置決め制御を行うことが可能です。しかし、非常停止時間・電子ギア比などの設定値は、装置に合わせて変更する必要があります。ここでは、装置の構成によって変更が必要なパラメータの一例を紹介します。■装置の構成によって、変更が必要なパラメータの一例パラメ-タNo.C1-09d9-□□H1-□□H2-□□名称非常停止時間位置制御多機能接点入力多機能接点出力内容正転限界2LS、または逆転限界2LSがOFFすると、非常停止時間で減速停止します位置制御に関連するパラメータ外部入力端子機能を割り付けます外部出力端子機能を割り付けます●パラメータNo.d9-□□では、位置決め指令方法の選択・電子ギア比・スムージングなど、位置決めに関連する機能を設定します。※この他にも、C1000には多数のパラメータがあります。C1000の操作方法、およびパラメータの詳細については、C1000テクニカルマニュアルをご参照ください。801