ニッセイ ギアモータ・減速機 総合カタログ

GTRギアモータ・減速機 総合カタログ(デジタルカタログ版)です。


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IPMギアモータオプション技術資料制御部仕様モータ部・ブレーキ部仕様F3タイプ同心中空軸・同心中実軸F/FAタイプ中空軸・中実軸H2タイプ直交軸G3タイプ平行軸ご使用上の注意(制御部)■モータとインバータの組み合わせ1.本カタログの内容は、当社指定のインバータとの組み合わせでの使用を前提としたものになっています。指定以外のインバータを検討される場合は、十分な性能や動作が出せない可能性がありますのでご注意ください。詳細はお問い合わせください。2.モータが始動するまでに速度制御タイプは約0.15秒、位置制御タイプは約0.35秒(磁極検出時間)かかります。3.インバータ1台に複数台のモータを接続して使用することはできません。モータ制御ができません。4.ブレーキ付の場合には電圧変動によってブレーキ動作不良を起こす可能性がありますので、ブレーキの配線はインバータをバイパスさせてください。5.インバータ停止状態(駆動指令無し)でも、IPMモータが負荷から回されたときモータに誘起電圧が発生します。この誘起電圧はインバータ機器を破損させる可能性があります。負荷側からモータが3000r/minモータ軸換算)以上で回されないようにしてください。または、負荷に回される可能性がある場合は、必ずインバータの出力側に開閉器を入れた回路構成を採用してください。ただし、インバータ駆動中に開閉器が絶対に動作しないようにしてください。インバータが破損します。■設置上の注意事項1.高温、多湿、結露、凍結する場所、または水のかかる場所、腐食性ガス、爆発性ガス、可燃性ガス、オイルミスト、じんあい、金属粉の多い悪環境は避けて、清潔な場所に設置してください。または、浮遊物が侵入しない「密閉タイプ」の盤内に収納してください。盤内に収納する場合には、インバータの周囲温度が許容温度内となるように、盤寸法や盤内冷却方式を検討してください。2.インバータは局部的に高温になるところがありますので、木材などの可燃材料に取り付けず、金属などの不燃物に取り付けてください。3.取り付け方向は、縦長方向を上下として取り付けてください。4.上に乗ったり、重たいものを乗せないようにしてください。けがのおそれがあります。5.強い衝撃を与えないでください。故障のおそれがあります。■配線上の注意事項1.ノーヒューズ遮断器(MCCB)の設置(1)電源側には配線保護用としてノーヒューズ遮断器を設けてください。(2)ノーヒューズ遮断器のON/OFFによる頻繁な運転/停止は避けてください。(3)頻繁な運転/停止を行う場合には、制御端子からの指令で行ってください。2.電磁接触器(MC)の設置(一次側)(1)停電、サーマルリレーのトリップ、インバータの保護回路動作後の再始動防止を行う場合には、インバータの電源側に電磁接触器を設置します。合、インバータ保護回路動作時の一次側回路の開放は、ノーヒューズ遮断器で行ってください。(3)一次側電磁接触器のON/OFFによる頻繁な運転/停止は避けてください。(4)頻繁な運転/停止を行う場合には、制御端子からの指令で行ってください。(5)電磁接触器の励磁コイルにはサージキラーを付けてください。(6)インバータに制動抵抗器を接続する場合、制動抵抗器内蔵のサーマルリレーが動作した際には、インバータの一次側電源が遮断されるよう、サーマルリレーの接点で、一次側電磁接触器をOFFにするようシーケンスを組んでください。3.電磁接触器(MC)の設置(二次側)原則として、インバータとモータの間に電磁接触器を設けて、運転中にON/OFFしないでください(運転中に二次側をON/OFFすると、インバータに大きな電流が流れて故障の原因になります)。4.外部信号(1)リレーは微小電流用をご使用ください。リレーの励磁コイルにはサージキラーを付けてください。(2)制御回路の配線は、シールド線またはツイスト線をご使用ください。(3)制御端子は電子回路のため、入力信号は必ず主回路と絶縁(回路的に)してください。5.配線(1)配線作業は、入力電源OFFの状態を確認してから行ってください。感電、火災のおそれがあります。(2)インバータ内部に、絶対に手を触れないようにしてください。感電のおそれがあります。(3)電源ケーブルとの結線は、取扱説明書にしたがって実施してください。違った端子に接続したりしますと、インバータの破損や感電や火災のおそれがあります。(4)直流端子(速度制御タイプはPO、PA/+、PB、PC/-、位置制御タイプは-、+1、+2端子)は専用オプションを接続するための端子です。専用オプション以外の他の機器を配線しないでください。(5)インバータの電源を遮断しても、インバータ内部のコンデンサ放電に時間がかかりますので、配線、点検などを行う場合は、入力電源を遮断して15分以上経過した後にチャージランプが消灯し、テスタなどで直流主回路電圧(速度制御タイプPA-PC、位置制御タイプ+1、-主回路端子間)を確認した後に行ってください。6.接地インバータおよびモータは必ず接地してご使用ください。インバータを接地する場合は、必ずインバータの接地端子をご使用ください。(2)インバータは電磁接触器がなくても使用できます。この場861


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